--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2007/01/13

気合いを入れるために少しだけ

Q なぜ小説を書くのですか?
A 書きたいから

 ここ数年、小説以上にマンガを読んでいます。自分はどちらかといえばライトノベル系の人間なのですが、何かと影響を受けやすい人間のため、パクリと言われないよう、同ジャンルのものを避けているのですから、そりゃあ、別物のマンガに手を出しやすくなるのも当然だったりします。

 で、マンガを読むたびに思います。

「自分はどうしてマンガを描こうとしないのか?」

 絵が描けないから――というのは嘘だな、と自分でもわかります。なにしろ自分、理系の人間です。ムックやらファンブックの仕事をすると「レポートじゃないんだから」とダメだしを受けることが良くあります。児童・生徒・学生だった頃も、作文は苦手でしたし、国語の成績はダメダメでした。いわゆる文学部系の部活動もしていません。でも、版権ものですが、小説を12冊も書いています。本になっていない、ノベル調の文章もあわせると、おそらく総計50冊近く書いていたりします。

 だからこそ、自分でも不思議に思うわけです。

 なぜ、小説なのか。

 なぜマンガでも映画でもTVドラマでもアニメでもゲームでも無く、小説なのか。

 考えて、考えて、考えすぎて何を考えていたのか忘れて他のことを考えだしたりするぐらい考えて……そうやって出てくる答えが、「小説を書きたかったから」という陳腐な答えだったりするのですから、自分としては「なんだかなぁ」と煙草をふかすしかなかったりします。

 ……と、ここまで書いて、ちょっと思い出したことがありました。

 原体験――と言うほど根源に近いわけでもありませんが、自分の「小説」の原点にある作品を、ひとつ思い出しました。これまではジュブナイルSFだと思っていたんですが、よくよく考えてみると、祖父か一人娘である母のために買った(としか考えられない)少女向けの世界名作劇場っぽい、ある作品こそが、自分の創作の原点にあるような気がします。

 「幸福の家」(著:ジェーン・ド・アボット/訳:岸なみ)。

 自分の手許にある1964年(!)に発行された偕成社の「少女世界文学全集8」の「この物語について」を引用すると、

この物語について

 『幸福の家』は、いまから約四十年ほどまえに、アメリカの女流作家ジェーン・ド・アボット女史によって書かれたものです。
 この物語の主人公アン・レビッツ(愛称ナンシー)は、ふとしたことから、『幸福の家』と呼ばれる家へ友だちの身がわりとなってたずねていきます。
 その家は、『幸福の家』と呼ばれているのとは反対に、かたくなな老婦人の住んでいる不幸な暗い家でした。
 ナンシーは、この老婦人の古い考え方に反抗しますが、しかし、その反抗の底に流れているものは、老婦人に対するやさしい愛の心であり、それがやがて不幸な『幸福の家』を、その名のとおりの『幸福な家』にかえていくことだったのです。
 どうぞ、みなさんも、この物語をとおして、それぞれの心のなかに『幸福の家』を発見していただきたいと思います。

岸 なみ


 これまで、状況に流されるだけのギャルゲーやエロゲーにありがちな主人公を良く書いていました。そして、オリジナルの話も、そういうキャラを使ったプロットばかり組み立てていたように思えます。

 違うんだ。俺の根源になるのは、そういう物語じゃないんだ。

 記憶にある限り、『幸福の家』を最初に読んだのは、なんと中学を卒業したあとのことです。でも、その時に自分は「懐かしい」と思いながら読んでいたようにも思えます。ということは、この物語こそが、自分の根っこに近い作品のはず。そう考えると……前述の本質的な疑問に対する、ちょっとだけ違った答えが見つかりました。

 自分は創作の方法として小説を選んだわけではない。小説が、そこにあった。理屈ではなく、刷り込まれているのだから、どうすることもできないんだ……と、古びた本を手許におきながら、煙草を吹かす今日この頃。

 よし、頑張ろう。
スポンサーサイト
雑記 | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
現在の心境:
「もはや座して死を待つしか無いのだろうか」
更新がなくなって早3ヶ月。
もう、更新される事は無いのだろうか……。
現在の心境:市販してる作品と作者名が知りたいデス。

現在の心境:
折角あえた良作の作者だから、
作者名だけでも知りたいな
更新マダー?


と訊きたい現在の心境。
"まつわ"なんてmp3で流してるわけではありますが。
ONLAINの続きがすっごい気になって首がマフラー並みに長くなってる今日この頃。
じー。

頑張ってください。キリン並みに首が――

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。